行動が監視されていると思ったことはありませんか?
監視されていると一度疑ってしまうと、恐怖から外出できなくなってしまったりと不安で毎日怯えながら生活を送っていかなければなりません。
行動が監視されていると分かっていても、実際にこれからどうすれば良いのかわからないと多くの相談を受けることがあります。
そこで、今回は監視する人の心理や監視された時の対策方法について詳しく解説させて頂きます。
どうやって行動を監視してくるのか?
相手はどうやって行動を監視してくるのか?疑問に思う方もいることでしょう。
まず、最初に行動を監視する種類について詳しく解説させて頂きます。
GPSを用いた監視
GPSとは、人工衛星を利用して、GPS衛星から電波を受信して正確な位置情報を割り出すシステムです。
以前は、車にGPSと付けられる被害が多かったですが、近年はGPS機械も高性能なものが出てきたこともあり、バイクや自転車などにも付けられることができるようになりました。
見た目も小さく、一目見ただけではすぐに気づかない人も多いと言えます。
GPSを設置されてしまうと、普段の行動パターンが全て把握できるようになると言えるでしょう。
監視アプリによる監視
監視アプリとは、スマホの中を見ることができるアプリで、位置情報や通話履歴、メールのやりとりまでも把握することができるアプリです。
また、カメラを使うことで離れたところから撮影するなど遠隔操作もできるアプリです。
監視アプリを入れられてしまうと、行動や普段の生活状況など全て把握されてしまうと言えます。
スマホハッキングによる監視
先程、ご紹介した監視アプリよりも強力で、位置情報や通話履歴、メールのやりとり、遠隔操作だけでなく、大事なパスワードやクレジットカードの情報など普段の行動だけでなく、個人情報も取得されてしまう可能性があります。
また、お金を不正に送金されてしまう恐れもあるため、注意が必要です。
監視カメラによる監視
監視カメラの使用用途は、子供やペットの見守りや従業員の監視、トラブルが起きた時の証拠収集や状況確認などに使用されています。
しかし、悪用すればストーカー目的の監視で使用することもできてしまうのです。
防犯カメラとは違い、見た目ではカメラと分からないものが多く、見つけることは極めて困難です。
また、誰でも低価格で購入することができるため、悪用しやすく、小型のカメラであればちょっとした隙間や他の機材に隠して設置することもできるため至るところに設置ができてしまいます。
不審な機械を見つけた際には、今後のトラブルを防ぐためにも調べてみたり、撤去するようにしましょう。
待ち伏せやつきまといによる監視
一般的なストーカー被害の多くが、待ち伏せやつきまといによるものでしょう。
対象の自宅や勤務先などの行動が分かっている場合は、尾行することで生活状況や交流関係を知られてしまいます。
怪しい人が家の周りにいる、誰かにつけられていると少しでも思った際は、一人で解決しようと考えてはいけません。
危害を加えられたり、さらに悪質なストーカー被害を受ける可能性があるため、警察や専門家に相談することをお勧めします。
盗聴器による監視
最後に、盗聴器を仕掛け、対象の行動を監視をするといった手段があります。
自宅や勤務先に盗聴器を仕掛けられてしまうと、家族や友人、恋人との会話している内容が筒抜けになってしまいます。
また、電話や自宅で個人情報などを話してしまうと、相手に情報を把握されてしまいかねません。
誰かに行動を知られていると少しでも感じることがあれば、はやめに対策をするようにしてください。
行動が監視されている相談事例
不審な出来事が起きていませんか?
下記のようなことが身の回りで起きていると監視対象(ストーカー)の標的になっている可能性があるかもしれません。
該当する方は嫌がらせ被害や犯罪に巻き込まれないためにも用心するようにした方が良いでしょう。
- 自宅の周辺に不審な人物がうろつている
- 近隣の人がスマホやカメラを向けてくる
- 怪しい車を見かけることがある
- 誰にも伝えていない情報が洩れている
- 外出した先で待ち伏せ行為をされていた
- 昔の交際相手と遭遇した
- 家の中での生活が相手にバレている
行動が監視されている相談事例
ここでは実際に相談を受けた事例を基に相談事例をご紹介させて頂きます。
私が飼っているペットの鳴き声が原因で隣人とトラブルになり、その後から嫌がらせをされるようになりました。
窓からカメラを向けてくるようになり、こちらを監視したり、家から外出すると相手も私と同じように家を出てきます。
他にも視線を感じるため、周りを見渡していると、隣人が私を見て、目が合うと睨みつけてくるんです。
毎日のようにつきまとわれいるので、すごく気持ち悪いですし、生活が送りづらいです。
上司と言い合いになってから、職場に出勤するとおかしな出来事が起こるように…
周りの従業員から避けられるようになっていきました。また、ある時のことです。上司が私の誰にも話していない内容を話していたんです。きっと嫌がらせで職場の何処かに監視カメラか盗聴器を仕掛けているに違いありません。
これからどう対処していけばいいでしょうか?
2年前に夫と裁判の末、離婚したのですが、それ以降つけまわされています。離婚後に引っ越しをしたのですが、最寄り駅で偶然再会したことがありました。明らかにつきまとっていることは確実です。被害に遭ってから、まともに生活も送れない状況です。
警察に相談しても被害届が受理してもらえず、弁護士に相談しても証拠が必要だと言われました。
もうどうすればよいのかわかりません。子供と普通の生活が送りたいだけなんです。
誰かわかりませんが、外出をしていると常に視線を感じていました。最初は気のせいだと思い、気にしないようにしていたでのすが、だんだんつきまといがエスカレートするようになっていったんです。駅で不審な人が待ち伏せをしていたり、家の周りを怪しい車が長時間停まっていることもあります。警察に相談しても、事件性が低いとのことで対応してもらえませんでした。このまま放置していると何をしてくるかわかりません。恐怖で外にも出たくないです。どうすればいいでしょうか?
SNSやネットに私の情報が拡散されていました。画像が勝手に悪用されたり、悪口を書き込まれている時もあります。投稿の内容を見ていると、私の事をよく知っている人物の犯行です。時間が経てば収まっていくと考えていましたが、全く収まる気配がありません。ある程度の目星はついているのですが、確実な証拠がありません。犯人を特定したいです。
監視しようとする人の心理
相手は何故、行動を監視しようとしてくるのか、そこにはどういった心理があるのかについて解説させて頂きます。
行動を監視しようとする人の心理
- 不安な気持ちが強い
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恋人や従業員を監視しようとするような人は、人を信頼することができない傾向が強く、常に疑った目で見てしまいます。隠し事はないか?と警戒するがあまりに、相手を監視して安心感を得たいと考えています。
例を挙げるなら、束縛の激しい人やパワハラをしてくる上司がこのタイプに該当します。
- 好奇心が強い
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知らないことを知らないまましておけない性格をしているため、好奇心から全てを把握したいと考えている傾向にあります。
例を挙げるなら、人に興味があり、コミュニケーションが上手な人が多いです。また、さまざまなことに取り組んでいる人がこのタイプに当てはまります。
- 恐怖心が強く防衛目的
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恐怖心が強い人は、「自分が他の人から嫌われていないか?」「嫌われたらどうしよう」と常に考えているため、嫌われないために相手を知りたいと考える方もいます。
例を挙げるなら、相手に合わせるような人で、控えめな性格な人がこの対応に当てはまります。
- 好意を抱いている
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好きな人が何をしているのか常に気になってしまう人は、相手への好意から普段の行動を把握したいと考えてしまいます。
例を挙げるなら、心配性で今、何をしているのか頻繁に聞いてくる人がこのタイプに該当します。
- 精神病を患っている
-
精神病を患っている方は、特殊な考え方を持っています。相手が普通に生活を送っていても、さまざまな妄想が膨らんでしまい、ちょっとした行動で嫌がらせをされている、私のことを嫌っていると捉えてしまうため、自己防衛のために監視しようとしてしまいます。
- 恨みを持っている
-
最後に一番危ない監視する人の心理についてご紹介致します。それは、相手に恨みを持っている場合です。
悪意があるため、非常にしつこく、解決することも簡単ではありません。
相手の粗探しをしたりと、何か嫌がらせができる材料を探している可能性があります。一度標的になってしまうと、苦しめられてしまう恐れがあり、問題がさらに深刻になりかねませんので、早急に対策が必要です。
例を挙げるなら、まさに悪質なストーカー行為をする人が、このタイプに該当します。
後々、重大な事件を起こしたりするタイプとも言えるでしょう。
こちらもチェック
監視された時の対策方法
これまで、監視の種類や監視する人の心理についてご紹介させて頂きました。
では、実際に被害に遭っている場合、どのように対処していけばいいのか?監視された時の対策方法ついて解説をさせて頂きます。
少しでも監視されていると思われる方は、ぜひ一読して頂けたらと思います。
自分でできる監視対策
- 記録を取り、状況を整理する
まずは、状況を整理することは大切です。メモに被害が始まった時期、被害日時と時間、頻度、被害場所などを細かくメモしていきましょう。
後々、証拠として取り扱ってくれる可能性もありますので、できるだけ詳細に記載するようにしてください。
また、犯人がわからない場合は、怪しい人物なども選定しておくとさらに良いです。 - 映像に残す
カメラやスマホで犯人の撮影をするといった方法もあります。ただし、相手を尾行して撮影することは控えてください。
相手に気づかれてしまうと、危害を加えられたり、別の方法で嫌がらせやストーカーをされてしまう可能性があるためです。
また、警戒されると、証拠収集が難しくなり、撮影ができる時だけ行うのが理想です。 - 防犯カメラの設置
隣人から監視されている時や自宅の周辺に怪しい人物がうろついている場合に有効な手段です。
防犯カメラの設置は、証拠を撮影するだけでなく、自己防衛にも繋がります。
ただし、防犯カメラを設置には問題点もあります。設置が相手に気づかれてしまう可能性が高いため、気づかれてしまうと確実な証拠が取れなくなってしまいます。 - 引っ越しをする
賃貸であれば、引っ越しをするという方法もあります。
引越しをすることで、ストーカー被害が収まるかもしれません。
ただし、注意点としては、引っ越し費用がかかる、持ち家では引っ越しが難しいなどデメリットがあります。
また、自宅だけではなく、勤務先などの情報が知られているとあまり意味がない可能性がありますので、自身の状況をよく考えて決断するようにしましょう。
- 尾行されている時の対策について
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行動ルートや出勤、外出時の時間を変えたり、安全な場所を通るなど相手と接触避けるように工夫して行動していくと良いです。
監視による被害を警察に相談
まず、身の危険を感じているような時は直ちに、警察に相談するようにしてください!
次に、警察に相談するとどこまで対応してくれるのか?警察の対応についてこれから解説させて頂きます。
警察に相談した時の主な対応としては、周囲のパトロールや巡回、警告などを行って頂けます。
ただし、相手と話し合って終わることがほとんどで積極的な捜査は望めません。
警察に積極的に捜査してもらうためには?
- 実害を受けているなど、刑事事件に当てはまる
- 人の生死に関わるような事案
- 所有物が壊されていたり、盗まれた跡がある
- 家の中に盗聴器が仕掛けられていた
- 監視やつきまといの確実な証拠がある
警察の方の判断次第にはなりますが、相談だけでもすることでしておくことをお勧めします。
監視による被害を弁護士に相談
警察では対応できない場合に、弁護士に相談するとどういう対応をしてくれるのか?
わからない方が多いと思われますので、解説させて頂きます。
まず、監視により精神的苦痛を受けているようであれば、慰謝料請求ができる可能性があります。
他にも、自身の顔や容姿を無断で撮影された場合は肖像権侵害に該当したり、カメラを向けている場合にはプライバシー侵害などで慰謝料請求できる可能性があります。
慰謝料請求をするためにはどうすればいい?
- 確実な証拠を揃える
証拠がない段階では、相手と戦えませんので、証拠を揃える必要があります。 - 相手の名前や住所を特定する
相手が分かっていないと、訴えることができません。
探偵事務所に相談
確実な証拠を押さえたい、相手を特定したい時には探偵事務所を相談した方が良いです。
探偵事務所であれば、経験豊富な調査員が特殊な技術や機材を用いて証拠を押さえたり、相手を特定することが可能です。
当社では、尾行・張り込み・聞き込み・特殊機材の設置などを行い、相手の特定やストーカー被害の証拠を押さえます!
主な調査料金について
- ストーカー被害調査
基本料金:110,000円(税込)~ - 不正アクセス・ハッキング調査
基本料金:132,000円(税込) - 盗聴器発見調査
基本料金:66,000円(税込)~
調査後の再発防止のサポートやカウンセリング、各種専門家のご紹介も行っています。
ストーカー被害相談窓口
24時間無料相談窓口(全国対応)
監視をされていた場合、恐怖心が芽生え、不安でいっぱいでしょう。
相談できる相手がいない、警察や弁護士に相談したけど解決できない…
自分に合った適切な対策方法が知りたい…
どうすれば良いのかわからず、そのままにしていませんか?
取り返しがつかなくなる前に一度ご相談ください。
相談だけしたいといった状況でも構いません。
専門の相談員が最適なアドバイスをさせて頂きます。
ご相談は電話、メール、ラインにて受付をしています。